事例13 付きまとう黒い影
- corinsweb
- 2月14日
- 読了時間: 2分

1週間のうちに3件ほど葬儀を扱ったあとの不思議な体験。
ふとした時に視界の片隅から何かが急に出てきて目の前を横切る。自分の目に見えるのはほんの一瞬だけだが、歩いている時に出てくると、ぶつからないよう条件反射で身をかわしたり、立ち止まってしまう。同行者からは「え、どうした?」と尋ねられるが、こちらも
「いや、ちょっと」としか返答できない。疲れのせいかと思いながらも、それが3か月ほど続いた。
周囲のタイ人に相談してみた所、「どっかでピーが憑いてきたんだと思う。寺に行ってタンブンして来い!ワット・ホアランポーンでタンブン・ローンソップ(無縁仏に対する棺桶などの喜捨)がいいぞ」とのこと。
現場に行って死体を見たり、一般の人に比べて仕事柄人の死に関わる回数が多いだろうか。どこで憑いてきたのか全然見当もかないが…
早速、仕事終わりにタイ人に連れて行って貰う。寺の場所柄もあり明らかに夜の商売の姐さんが多いように見受けられる。
また、夜遅くなのにも関わらずタンブンに来てる人が多いことに驚いた。
そんな中、タイ人に言われるがままに真似をし、一通りタンブンを済ませ、帰路に着く。
その後、1か月の間に3-4回ほどタンブンをすると、その黒い影が現れなくなった。きっとタンブンの御利益があったのだろうと思う。
「黒いぼやけた影」、あとで思い起こしネットで検索するに、姿形が一番近いのが主に「シャドーピープル」とよばれるアメリカなど世界各地で目撃されている怪奇現象だった。
そのような事があってからは、葬儀や死体に関わったあとには、塩を体に振りかけたり、穢れを落とす意味で温泉やサウナ行ってゆっくりするように心がけるようになり、それ以降は黒い影を見ることは無くなった。
その代わりと言っては何だが、UFOらしき物体を度々目撃するようになった。そのうち両方の掌に神秘十字線などが現れて、幽霊が見えるようになったら嫌だなぁ、と思うこの頃である。





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